販売ページは、「誰の、どんな悩みを解決する商品か」を最初に示し、中身、対象、値段、購入後の流れの順に並べると、読む人が迷わず判断できます。凝った文章より、買う人が知りたい情報が漏れなく、読みやすい順番で載っていることのほうが大切です。
ここでは、上から順に載せる項目と、それぞれの書き方のコツを説明します。
ページの一番上:誰のどんな悩みを解決するか
ページを開いた人が最初に見るのは、一番上の数行です。ここで「自分に関係がある」と思ってもらえないと、読み進めてもらえません。
最初に書くのは、次の3点です。
- 商品の名前
- 対象の人と、その人の悩み
- 商品で得られること(できるようになること)
たとえば、「平日の夜に1時間だけ使える会社員が、スマホだけで動画講座を作る手順をまとめた教材」のように、対象と目的を一文で言います。商品の紹介を、長い自己紹介や、業界の話から始めるのは避けます。
悩みの言葉は、調査で見つけた、買う人自身の言い方を使うと、共感されやすくなります。
商品の中身を具体的に見せる
次に、何が含まれているかを具体的に示します。形式、量、構成を、数字と一緒に書きます。
- 形式(動画、PDF、テンプレートなど)と、受け取り方
- 量(動画の本数と合計時間、ページ数、ファイルの数)
- 構成(章の題名と、それぞれで学べること)
- 特典や付属の資料
目次は、そのまま載せると分かりやすくなります。表にまとめる場合は、短い言葉だけを入れて、スマホでも読みやすくします。
サンプルを見せられるなら、画面写真や冒頭の数ページを載せます。中身が想像できると、買う人の不安が減ります。
向いている人・向かない人を示す
対象を絞って示すことで、買う人は「自分向けかどうか」を判断できます。向いている人の例と、向かない人の例を、両方書きます。
向かない人を書くのは、ためらうかもしれません。ただ、これを書いておくと、買った後の食い違いが減り、返金や不満の連絡も少なくなります。たとえば、「パソコンの基本操作を一から学びたい人には、前提となる知識が必要です」のように、事実として書きます。
あわせて、前提となる知識や、必要な道具(ソフト、端末など)も書いておきます。
作った人について、事実で伝える
買う人は、「誰が作ったのか」も気にします。自己紹介は短くまとめ、事実だけを書きます。
- どんな経験をもとに作ったのか
- 何年、その分野に取り組んできたか
- この商品を作った理由
実績を大きく見せたり、体験談を創作したりするのは避けます。特別な実績がなくても、「自分もつまずいたから、整理した」という正直な理由は、信頼につながります。顔写真や本名を出すかどうかは、自分が安心できる範囲で決めてください。
値段・受け取り方・買った後の流れ
購入に関する情報は、迷わず探せるように、まとめて載せます。
- 値段(税込か税抜か、分かるように書く)
- 支払い方法
- 受け取れる時期と方法
- 返金や、キャンセルの条件
- 問い合わせ先
購入ボタンの近くに、これらの情報を置くと、最後の不安を解消できます。表示のルールや、事業者の情報の掲載については、法律で決まりがあります。詳しくは別の記事や、公的な案内を確認してください。
注意書きと問い合わせ
最後に、注意書きを載せます。
- 結果を保証するものではないこと
- 著作権の扱い(コピーや転売の禁止など)
- 動作環境や、対応するソフトの条件
- 内容を更新する場合の方針
結果が出るかどうかは、人によって違います。「成果が出る」のような書き方は避け、「手順をまとめたものです」と、事実の範囲で伝えます。
問い合わせの窓口は、連絡しやすい形で用意します。返信の目安(たとえば2営業日以内)を書いておくと、買う人が安心します。
項目を足しすぎないために
販売ページは、あれもこれも載せたくなりますが、情報が多すぎると、肝心な点が埋もれます。迷ったときは、「この情報は、買う人の判断に必要か」を基準に、載せるかどうかを決めます。
判断に必要でない情報(制作の苦労話、業界の細かな話など)は、別のページやブログに移します。販売ページは、商品を選ぶ人のためのページ、ブログは関心を持ってもらうためのページと、役割を分けると、両方が読みやすくなります。
また、ページの長さは、値段や商品の複雑さに合わせます。手頃な値段の小さな商品なら、短い販売ページで十分です。値段が高い商品や、中身が複雑な商品は、買う人が納得するまでの説明が必要になるため、長くなります。
読みやすさを整える工夫
内容が揃ったら、読みやすさを整えます。スマホで見る人が多いので、1つの段落は1〜3文に収めます。長い説明は、見出しで区切り、箇条書きや表を使って、目で追いやすくします。
文字は、小さすぎず、背景との色の差がはっきりしているものにします。強調したい部分は、太字などで示しますが、使いすぎると、どこが大切なのか分からなくなります。1つの画面に、強調は1〜2か所までを目安にします。
画像を使う場合は、商品の中身が分かるもの(画面の写真、目次の画像)を選びます。装飾だけの画像は、表示に時間がかかり、離れる原因になります。画像には、文字で内容を補足しておくと、画像が表示されない環境でも伝わります。
公開前の見直し
公開前に、次の点を確認します。
- 誤字脱字、数字の間違いはないか
- 商品の説明と、実際の中身が一致しているか
- リンクが正しく動くか、購入ボタンが押せるか
- スマホとパソコンの両方で、表示が崩れていないか
- 約束できない表現や、誇張がないか
可能なら、実際に自分でテスト購入をして、決済から受け取りまでの流れを確かめます。販売サービスによっては、テスト用の機能があります。購入後に届くメールの内容も、一度目を通してください。
公開した後も、買う人の質問を記録して、販売ページを少しずつ改善します。最初の質問が多い項目は、ページに書き足すべき内容のヒントです。
書き始める前に、似た商品の販売ページを3つほど読んで、どんな順番で情報が並んでいるかを確かめるのも役立ちます。真似をするのではなく、自分のページに足りない項目や、逆に不要な項目に気づくためです。買う側の目線で読むと、分かりにくかった点が自然と見えてきます。
販売ページは、一度作って終わりにせず、売り始めてから届く質問や感想をもとに、少しずつ書き足していくものです。最初から完璧を目指さず、必要な項目が揃った状態で公開し、改善を重ねてください。
次にやること
今日は、上の項目を見出しにして、販売ページの骨組みだけを作ってください。各見出しの下に、箇条書きで要点を書き込みます。
次に、完成した骨組みを、友人に見せます。「何を買えるのか分かるか」「不安な点はあるか」を尋ね、答えられなかった点を補います。文章は、あとから磨けばよいので、まず項目が揃っているかを確かめることを優先してください。




